イナホーンの生態（新）

こんばんは！
ポケスペ25周年記念動画振り返りの会MIX部門会長イナホです！
人に触発されて、珍しく振り返り記事！
ポケスペ25周年をお祝いする二つの動画のMIXをさせていただいたので、そのことについてまとめました。


まずは記念にトラック数数えてみた
マイ/クラ：66
僥/倖：67

トラック数って決して「=同時に鳴ってる音」ではなくて、編集のやりやすさの都合上分けてるだけって場合がほとんどなので何かの参考になるかっていうと微妙です。
マイ/クラも僥/倖もばっちり同じくらいだな！人数同じくらいだもんな。


◆共通
今までも何回か大人数MIXさせていただくことはあったんですが、今までで一番編集ファイルが重かったな…
トラック数はそれこそｼﾞｬﾆが67、ちゃに10が136とかなので今回めちゃ増えたわけじゃないんですが、使うプラグインを重いのに変えてしまったのが原因っぽい
「バウンス」って呼ばれる、途中までのやつを書き出ししちゃって編集ファイルからプラグインを抜く…みたいなやつを今回初めてやったんですがもうめちゃめちゃめちゃ大変でした。
そもそも書き出しが重いし…やっぱ直したいなって思ったら結局またプラグイン入れなきゃいけないし、一つ手順失敗すると失われてしまう編集情報。。一体何回進捗消えて悲鳴をあげたか（遠い目）
次またいつこんな機会があるかわからないですが、何か対策しておかないと未来の私も同じ目に合う…動画班の人はきっとどうやってもこの問題を避けることはできず、本当に頭が上がらないな


◆僥/倖

【トラック構成】
メイン1～2、ハモリ、コーラス、ラップ、セリフが人によってあったりなかったり
空間系プラグインのセンド用トラック

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僥倖はハモリのみデモ担当だったんですが、デモ出すの遅かったり一部間違えてて録り直したり…ほんとにご迷惑をおかけしました…

元々曲としてコーラスが多く、それを全員で交代でやりたいなと一覧にした結果法則性のない複雑なシフトが生まれ、一覧を作ってなんとかやりきったぞ！と思っていたらMIXする時に再び立ち向かうことになり（そりゃそう）

ただ、結果めちゃくちゃ厚みのある音源になって最高でした！！

ラップ系は出てくるたびに色々編集変わっており、前回ｼﾞｬﾆの時はメインをコピーしてピッチ変更でダブリング用音源を作って厚みを持たせる…みたいなことをしていましたが、今回はDoubler2というダブリング音源作成用のプラグインを使いました。
ラップもメインと合いの手があって、メインラップパートはステレオ処理を控えめに、合いの手パートはコーラスプラグインでより左右から聞こえてくる感じにしています。

コーラスは最初パン振りを考えましたが、一か所につき3～5人とかで少し厚みが足りなくなるかな、というのと、固定メンバーでないため絶対にどっちに振ったかわかんなくなったりのミスが多発するなと思い、全部コーラスプラグインパン振りなしに統一しました。
「dadadada」とか「foo」とか、コーラスとメイン処理で差が出て、セリフっぽい音源がきれいに目立ったしよかった（セリフっぽい方がメイン処理）

メインのパン振りは最初の全員集合と最後のサビ、ラスサビ前に二人ずつ歌う部分のみしてます。地方サビはしてません。
パン振りをすると音が分散して綺麗な反面、分散するからまとまりは下がる気がするんですよね。点で押すか面で押すか的な（これはどれが技術的にどうかっていうよりたぶん好みの話）
いざ全員集合！！みたいなときにぱっと展開するみたいなのが大好きなので、全体の構成によってはよくパン振り節約します。それでもめちゃ詰まって聞こえる時はちょっとだけ振るとか。


◆マイ/クラ

【トラック構成】
一人につきだいたい5トラック
メイン1、メイン2、ハモリ、start～英語系、heyhey系（？）
人によってハモリが2本
後は一部の人に録ってもらったガヤ系が8本くらいと空間系プラグインのセンド用トラック

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マイクラの方はガヤは完全別どりだし、他はheyheyと英語コーラスだったのでトラック分けはそんなに苦労しませんでした！

start系は普通のメイン処理にパン振り、heyhey系はコーラスプラグインを入れて少し後ろから聞こえるようにしてます。大人数企画の時に陥りがちなどこから手を付けていいか問題、今回は確か早いうちに「heyheyでもそろえてみっか！」と手を出したんですが、初めてそろった時は気持ちよかったな！

複数人数MIXは歌のタイミングをばっちりそろえるようにしてるのがこだわりなのですが、今回英語歌詞多くてそろえるの難しかったです。
特にstartのすの「ｓ」音の入りをそろえるのが鬼むずかった…（歌うのもむずいよね）
2回ある「YEAH！」の後の「”ｓ”trat from」、YEAHの後とか「ポップ&ファイト」の後とか一瞬無音になったりするから、一番ずれてほしくないけど一番むずい箇所でした。（チェックしてくれたYU-MAさんありがとう）

後は、MIX的な（？）見どころといえばやっぱり最後のオケの音が少なくなりはじめてからのサビですかね！！
最近最後にかけてハモリを増やして盛り上がる構成しがち。僥倖で書いたパン振り然り…だけど、マイクラは「start from～」からのサビの最後がどこも全員歌唱だったので、ハモリがきれいに増やせるところがあってよかった！
一番最後の音が少なくなるところで、歌は反対に盛り上がったら綺麗だろうなと思って、start～と日本語歌詞でそれぞれ5度ハモリ（っていうのかな？）を増やしています。

MIXといいつつ、ハモリ構成みたいなのも好き勝手やらせていただくことが多く感謝…
マイクラのハモリもハモリデモを作成して、みなさんに録音していただきました。
たくさん録音ありがとうございました！